平成15年度「地域貢献特別支援事業」遺伝子研修会

「だれでもできる遺伝子操作」

1.趣旨
 「遺伝子」を取り扱う技術は今やヒトを含めた全生物を対象とする幅広い科学分野での基礎技術として発展する一方、遺伝子治療や遺伝子組み換え食品の登場を始めとして次々に新しい応用技術が開発され、私たちの生活のなかでも日増しに身近な話題となっている。このような「遺伝子」に関する最先端の知識を素早く広く小・中・高等学校教育に携わる教員に普及することにより、わが国の中・高等学校教育における生命科学教育の効果的な発展に寄与したい。

2.目的

 現在、小・中・高等学校において理科、保健あるいは関連教育に携わる教員に対して、1.遺伝子技術の基礎理論の理解をはかる。2.最先端応用技術を紹介し、生活の中の遺伝子技術に関する知識を深める。

3.募集対象者
・山口県の小・中・高等学校で理科あるいは関連の教育に携わる教員等。
・遺伝子操作に興味を持つ高校生。


4.募集人員

  合計10名程度

5.講習料
  無料(次年度以降は有料の可能性がある)

 本研修会は、平成15年度文部科学省地域貢献特別支援事業の一環として実施するものです。
 本研修会参加者所属の学校において、遺伝子実験用の試薬や器具の貸し出し、また、出張講義の援助を行うことが可能です。


研修の概要

テーマ:「だれでもできる遺伝子操作」
開催日時: 平成16年2月14日(土)10:00〜17:15 

会場 : 山口大学総合科学実験センター資源開発分野 遺伝子実験施設 カンファレンスルーム(3階)

内容
1.遺伝子操作技術の歴史と基礎理論
2.安全な遺伝子操作技術の取り扱い方法について
「文部科学省 組換えDNA指針」についての説明
3.遺伝子操作実習
I. 遺伝子組換え生物を作る: 大腸菌へのクラゲ緑色蛍光タンパク質遺伝子の導入
II. PCRで遺伝子を増やす。遺伝子の配列を調べる。
4.遺伝子技術の現状と将来
5.修了証書の授与

講師
塚原正人(山口大学総合科学実験センター長・教授)
村田秀一(山口大学エクステンションセンター長・教授)
濱野公一(山口大学医学部器官制御医科学講座(旧第一外科)教授)
田中伸和(広島大学自然科学研究支援開発センター 助教授)
水上洋一(山口大学総合科学実験センター遺伝子実験施設 助教授)

受講申し込み要領


1.申し込み方法
 所定の受講申し込み用紙(コピー可)に必要事項をご記入の上、平成16年1月30日(金)「必着」までに、下記受講申し込み先へご郵送下さい(e-mail or FAX可)。ただし、定員になり次第、締め切らせていただきます。受講の可否については、後日、申し込み者本人までお知らせいたします。

2.受講申し込み先、問い合わせ先
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1 山口大学総合科学実験センター資源開発分野 遺伝子実験施設
受付時間 月〜金曜日 10:00〜15:00(ただし祝日を除く)
電話 0836-22-2183 または2184 水上 洋一
FAX 0836-22-2185 e-mail: cgryu@yamaguchi-u.ac.jp
URL: http://www.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cgr-yu/


所在地
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
電話 0836-22-2183 or 2184

交通機関
・JR宇部線 宇部新川駅下車 徒歩 10分